太極拳練習ノート

誰でも始められる。一人でもできる。

プロフィール

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こんにちは。ねおたろうと申します。

少しずつ健康を意識し始めた50代、2児の父であります。

 

最近は高血圧に、アレルギー、気管支喘息に足のけいれんと

いろいろ健康状態に問題を抱えるようになり、

否が応でも飲む薬が増えていく一方の生活であります。

 

しかし薬ばかりに頼ってはいられない。 やっぱり体を動かさないと。

 

そこで昔一生懸命学んでいた中国武術太極拳を健康管理、体力づくりの

一環としてもう一回真剣にやってみようと思い、その記録として

ブログを書くことにしました。

 自らの行動をコミットメントするのは何事にも大切ですからね。

 

そんな私と中国武術の関係を少し書いてみるので

 お時間ありましたらお付き合いくださいませ。

 

ジャッキーチェンに憧れた少年

高校生の時にジャッキーチェンの映画を見て中国拳法のカッコよさに

魅了された人ってけっこう多いと思う。

 

もちろん私もその一人。見よう見まねでカンフーアクションを友達と

いっしょにやってたりしてました。

当時は中国拳法を教える道場なんてものは日本で数えるほどしか

なかったのではないでしょうか。ましてや私が住む田舎町なんてあろうはずもなく。

 

中国拳法やってみたい! という思いは強くなる一方でしたが

でも、人一倍人見知りで、行動に移せない。。

 そんな私が最初にとった行動が中国拳法の通信講座でした。

 

『中国拳法大講座』 という全28冊の教本です。

 太祖拳、八鶴拳、十八羅漢拳、聖天門猴拳、達磨拳という

5大拳法が学べるというものでした。

 

小さな分解写真がたくさん載っていてどれも基本的な型の紹介だったと

記憶しています。当時の私には空手に近いもののように思えました。

 

映画の世界で中国拳法に憧れた私は、ド派手でアクロバティックな

アクションに洗脳されていたものですから、

その通信講座の内容は残念ながら私の意欲を掻き立てるものには

なりませんでした。

 

「なんか映画で見たのとえらい違うなぁ」

 

とか思いつつ、ただただ教本を眺めていただけの私。

 

当時数万円はしたその教材を少ない小遣いをやりくりして

せっせと分割(毎月現金書留)で払い続けた私はほんとうに

まじめな少年だったと思います。。。

 

支払いを続けつつもそのうちすっかり飽きてしまい

教本は部屋に放り投げた状態に。

 

当然のことながらなーんにも身に付きはしませんでしたが、

当時はそんなそんな感じでしか中国拳法を知りえる手段がなかったんですね。

 

松田隆智本との出会い

日本で中国拳法を広めた第一人者とくれば松田隆智氏をおいて他にはいない、

というのはカンフー好きな人にとって異論がないでしょう。

 

『中国拳法大講座』でしくじった私でしたが、松田本を初めて見たとき

 

「これだ!」

 

と確信しました。

 

「秘門 蟷螂拳入門」

「中国拳法入門」

「秘伝 陳家太極拳入門」

形意拳入門」

「中国北派拳法入門」

 

などなど。。。

 

なかでも「秘門 蟷螂拳入門」はバイブル的存在でしたね。

崩歩拳、一生懸命練習しました^^

 

運命の出会い!?

さて、松田隆智本に出合ってますます中国拳法の一人練習に

磨きがかかった私ですが、その後大学に進学し東京に出てきた私は、

中国拳法を教えてくれるところを探しました。

 

まず最初に見つけたのは高田馬場駅前で見つけたカルチャースクールで、

そこでは割と若いお兄さんが長拳を子供たちに教えていました。

 

次に渋谷にある全日本柔拳連盟というところを見学しました。

太極拳を教えているということでしたが、扉の向こうからは

ドスン、ドスン、という音が響いてきて太極拳ぽくないな、と思っていました。

(今思うと、たぶん形意拳を練習していたんだと思います。)

 

実は当時太極拳にはあまり興味がなくて、経済的な理由もあって

結局は見学だけで終わってしまいました。なんだかんだいって

中国拳法を習うことはなかったんですが、実はその約9年後に、

全日本柔拳連盟のとある支部で正宗太極拳を学ぶことになります。

 

もっと早くやっていれば・・・

大学を卒業して、社会人になり、カンフーのこともだんだん

遠い過去のものになりかけていた時のことです。

 

大学時代の親友と久しぶりに会って話をしたときに

太極拳を習っている」という話を聞きました。

彼は昔少林寺拳法を学んでいたことがあり、

中国拳法にも興味がある私の数少ない友人でした。

 

その彼が太極拳を習っているから一緒にやらないか? 

と誘ってくれたのです。

 

太極拳にはあまり関心がなかったと書きましたが、

この時は29歳で少し大人になっていたということと、

親友がやっているということも手追い風になって習ってみようと思いました。

 

そしてそこが全日本柔拳連盟の支部だったのです。

武術を始めるのにずいぶん遠回りしたもんだな、と少し苦笑いな感じでした。

 

太極拳はかなりきつい

初めての武術の練習。とはいえゆっくりと動く太極拳だから、

まあたいしたことはないだろ、とたかをくくっていたのですが、

やってみるとこれがまあ大変。

練習場は公民館の2階だったんですが、

2時間の濃い練習の後、足はパンパンになり、階段を降りるときは

足がガクガクと震えてどうしようもありませんでした。

 

「すげぇな、太極拳!」

 

と思ったと同時に「あんときやってればなぁ」という後悔もありました。

 

入会後、ほどなくして誘ってくれた友人は辞めてしまいましたが

私はまんまとどっぷりはまってしまいました。

 

ただ仕事の関係で5年後には地方に転勤というのが決まっていたので

先生からしっかり教わったのは5年間だけでした。

 

転勤後もひとりで続けていましたが、次第に仕事も忙しくなり、

練習も思い出したときにする程度になり、身体もだんだん硬くなり、、、

 

気が付いたら50を超えて、肩はしょっちゅう痛いわ、ふくらはぎはよくつるわ、

ぎっくり腰はやるわで、情けない体に成り下がってしまいました。

 

YouTubeで練習魂再燃!

情けない体になった私の日常を支えていたのはYouTubeを見ることでした。

 

見始めると止まりませんね。そんなYouTubeである日目に留まったのが

太極拳の動画でした。

 

太極拳だけではありません。蟷螂拳から八卦掌から長拳から八極拳まで。

 

松田本で独学した秘門蟷螂拳の崩歩拳もしっかりアップされてました。

(当時本だけで練習した私の型もまんざらではなかったと思いましたよ^^)

 

もうありとあらゆる中国武術が見放題。

その昔、「門外不出」とか言ってたのは何だったんだ^^; って感じです。

 

世の中変わりました。私が住む田舎町にも太極拳同好会がわんさかあります。

 

なんにも取り柄がない私ですが、そんな刺激を受けもう一回太極拳やってみようかな、

と思うようになりました。

ただ、どこかに習いに行くのは時間的な問題と場所的な問題があり

ちょっと無理だったので、それなら一人でやろうと決めました。

 

今は書籍でもネット上でも太極拳の情報が豊富にあります。

どこかに属して学ぶのもいいですが、一人でやるのもなににも縛られず

自由にできていいかなと思っています。

 

いろんな太極拳をやってみたいなと思います。

 

このブログでは、そんな私が一人で楽しむ太極拳の記録を

残していこうと思います。日本中に一人で練習している愛好家の方も

たくさんおられると思いますが、いろいろと情報交換もできたら

うれしい限りです。

 

どうぞよろしくお願いします。