太極拳練習ノート

誰でも始められる。一人でもできる。

接近戦で有効な太極拳の蹴り技とは?

こんにちは。ねおたろうです。 

独学で再チャレンジ中の太極拳。練習中に感じたことを書き留めています。

 

足技は腰から下を狙って打つ

中国武術は華麗な足技が魅力的です。

空中で回転して大きく回転して相手の頭を蹴る「旋風脚」や、

飛び上がっての二段蹴りとなる「二起脚」、内から外への回し蹴り「擺脚」など

華麗な大技は見ていて惚れ惚れします。

 

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太極拳も競技用となると90度以上足を上げての「蹬脚」が要求されるようですが

太極拳の技としての蹴りはどうかんがえたらいいでしょう?

 

現在練習中の正宗太極拳套路中盤の足がきつくなり始めたところで足技が

以下のように連続します。

第35式 右分脚

第37式 左分脚

第38式 転身蹬脚(左足)

第40式 提腿栽捶

第43式 右分脚

第48式 右蹬脚

第51式 披身踹脚

第52式 転身右サイ脚

 

これらの蹴り技すべてが腰の高さ以上に足を上げることはありません。それは

太極拳の戦い方を考えれば当然かもしれません。太極拳の戦い方は基本接近戦だと

思うので、足の高さも腰より上に挙げる必要がないということでしょう。

腰から上、特に顔への攻撃は足よりもむしろ掌のほうが確実にヒットできて

衝撃も大きくなるのだと思います。

 

そんなわけで腰高の蹴りであれば少し練習を積めば重心をしっかり落として軸足を

安定させること、蹴りだした足を動作終了の定勢時にピタリ静止させることも

そう難しくはないと思っています。

初心者の型でも体が柔らかければ無理なくできるのではないでしょうか。

 

ポイントは軸足で支えるときグラつかないように注意すること。

足のグラつきについては私見をこちらにまとめています。

neotaro.hatenablog.com

 

私の場合特に左脚の筋力が弱いせいか、第38式の転身蹬脚はちょっときつい

です。足が腰までいまひとつ上がってくれません。蹴りだした足も少しプルプルと

震えてしまいます。そうすると歯を食いしばって上体が力んでしまいます。

柔軟性を高めるために基礎練習におなじみの圧腿を加えたら少しは蹬脚の出来も

良くなるでしょうか? 

50過ぎの体にはキツイかなぁ?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、今日はこのへんで。