太極拳練習ノート

誰でも始められる。一人でもできる。

高齢者必見。猫に学ぶ太極拳の猫足

こんにちわ、ねおたろうです。

 

僕は30代のころ

毎週日曜日に全日本柔拳連盟の教室に通って

正宗太極拳を学んでいました。

 

教室では僕が一番若くて、

白髪のおじいちゃんとか

ちょっと太めのおばちゃんとかと

ワイワイしながら学んでました。

 

おじいちゃんとかおばちゃんとか言ってますが

僕がいちばん後輩なので、いろいろと

套路のかたちを修正してもらったり

推手をやれば押し倒されたりと

 

年を重ねるほどに

円熟味を増すのが太極拳だな、

 

なんて感心していたものです。

 

ただ、そんな諸先輩方を見ていて

すこーしだけ気になったことがあったので

今日はそれを書きます。

 

ちょっと気になる、着地のときの音

太極拳って、ゆっくり動くので

足を移動するときとか、けっこうな負荷が

ふとももにかかったりします。

 

当時僕はまだ若かったので

低い姿勢なんか屁とも思ってなかったんですが、

 

やはり60歳とか70歳とかになると

けっこう足腰きついものです。

(最近よくわかります、、)

 

で、練習生みんなで間隔をあけて並んで

正宗太極拳99式を通してやるんですが、

 

どうにも気になるんです、みなさんの足音が。

 

かかとから着地するとき、トン。

そのあとつま先を下ろすとき、パタン。

 

せっかく柔らかく繊細を意識して動いてるのに

着地のときに、そうした流れが途切れてしまう。

 

そんな、ちょっと残念な気持ちになりながら

練習したのを覚えています。

 

太極拳って、演武中に足元を見るのって

あまりないので、足を下ろす場所とか

きちんと注意していないとあとの動作に影響するし、

 

あれこれ考えながら、套路の終盤とかになると

集中力も切れてきて足の運びもいい加減になったり、

足腰にきちゃったりして、

 

トン、パタン、トン、パタン、

 

と、足音がが増えてしまうのかなぁと思ったりします。

 

理想は猫足。あの着地の柔らかさ。

太極拳は、上げた足を下ろすときに

かかとから下ろすときと、

つま先から下ろすときがあります。

 

そのときに、着地面を探るように静かに下ろします。

また、かかとから着地してからつま先をつける場合も

つま先から着地してかかとを付ける場合も、

 

足の裏が少しずつ地面(床)についていくように

やわらかい動作を心がけます。

 

お手本は猫の歩き方、でしょうか。

 

我が家には「ネオくん」というオス猫がいますが、

ソロリソロリと歩く様子を注意ぶかく観察してみると、

足首の使い方がとても柔らかいのがよくわかります。

 

太極拳は習い始めのときって

上半身や手の動きから覚えることが多いと思います。

 

まず、上半身の動きを覚えてから

足の動作を加えていく。

で、足の動きが加わると、とたんに

ぎこちなくなったりするわけです。

 

それだけ、難しい動きをしている、

と言えるわけですが、

全身を統一させようと一生懸命やると

下半身がバタバタしてしまいます。

 

そうすると、足先へ意識がなかなか回らないので

着地の動作が荒くなってしまいがちです。

 

だから、はじめてやるときは

下半身の動き、歩法から学び始め

着地するときの感覚を最初にマスターして、

 

猫のように柔らかく動けるようになっておくと

良いかもしれません。

 

ネオくんのプチ情報

余談ですが、

ネオくんはよく太極拳の練習の邪魔をします。

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僕が部屋で太極拳の練習をしようと立ち上がって

気功のポーズをとったり、型練習を始めたりすると

 

必ずと言っていいほど足元にやってきて

僕の体によじ登ろうとします。

 

それもかなりしつこく笑

 

集中しようとしてるのに、邪魔をする。

 

「ネオは、そのヘンな動きの下手くそな太極拳が嫌いなのよ」

 

ってカミさんがいつも言ってます。

 

「お前の足の運びは、なってないニャ」

 

って、大きなお世話ですよっ。

 

 

 

それでは、また。