片足立ちでグラグラする原因を考えてみた
こんにちは。ねおたろうです。
套路の練習中、あまりにもグラグラヨロヨロするので片足で体重を支えるときの
コツというか要領について、じっくり考えてみました。
片足で安定するコツ、とりあえず3つ
太極拳には片足で立つ動作がたくさんあって、とにかくバランスをとることに意識が
集中しがちです。ただバランスばかり意識していると体に力が入って、
かえってグラグラしてしまいます。
樓膝拗歩のように片足で体重を支えながら前進したり、雲手のような横移動、
分脚や金鶏独立のように完全に片足立ちになって体を支えて技を出すという型など、
套路全体を通して太極拳は片足で体重を支えることが大変多くなっています。
片足でしっかりと体重を支えて安定感を出すにはどうしたらよいのか?
私なりに原因と対策として考えてみたことを書きます。
①膝が外側に流れている
足の裏と膝の中心線がずれていて、だいたい膝が外側に流れている。足の裏で
修正しようとして右に左に身体が傾いてしまう。
ひざから下を地面に対してまっすぐにするよう心掛け、足の裏全体が地面に
ぴったり吸い付くように意識する。
②上半身に力が入っている
特に苦手意識がある型になると、動作に入る前から上半身に力が入っている。
自信のなさからくる変な緊張感に身体が支配されてしまう。
上半身でバランスを取ろうとせず、上半身と下半身の中心をずらさないように
意識する。頭から股関節にかけての軸がぶれないようにする。
③視線が落ちている
足元に不安があるせいか少し視線が下を向いている気がする。いつも足元を
見ているような感じ。
頭が下を向かないように視線を前方にとり、足の動きを目で追わないようにする。
以上の3点を意識してみると、少し改善できるかな、と思っています。
余談になりますが、
その昔一度だけ舞台の上で人前で型を演じたことがありました(集団演武です)。
その時はさんざん練習したのにやっぱりというか、苦手だった樓膝拗歩で
グラついてしまいました。
どんなことにおいても共通すると思いますが、普段とシチュエーションが変わるだけで
平静を保てなくなって実力を出せないときってありますよね。
上記の3点に加え、いつでも人前でやっている、という意識を持つだけでも
変わってくるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、今日はこのへんで。