美しい太極拳を目指して
こんにちは。ねおたろうです。
独学で再チャレンジ中の太極拳。練習中に感じたことを書き留めています。
今の自分にできる最高の太極拳を
20年以上太極拳から遠ざかって、いま痛切に感じるのは本当に身体が硬くなったな、
ということ。昔は柔らかく演じることに対して特段意識していなかった一つ一つの
動作に変な緊張や力みを感じるようになりました。身体の各部位の可動域が狭くなった
ような、そんな窮屈さというか。
下勢や蹬脚など体を伸びやかに使う動作は太極拳のしなやかな美しさを表現する
格好の型のはずなのに、套路練習では足や背中に痛みしか感じない。こんなんじゃ
とても気持ちの良い太極拳とは言えません。
そこで、気持ちの良い太極拳にするためにはどうしたらよいかを考えてみました。
結論としては、人と比べない、ということです。無理して足を高く上げようとして
肝心な立身中正がなおざりになってはいけないし、力んでもいけない。
蹬脚など足を華麗にスッと上げることができれば確かにカッコいいですが、足を
高く上げることが太極拳の目的じゃありませんからね。
私は人と競うために太極拳をしているわけではないので、自分にできる最高の
太極拳ができればそれでいいと思っています。
太極拳は自分と向き合うためのもの。そう思えば、あえて無理をして形だけを
求めることもなくなるのでは、と思います。
そう考えて、改めて蹬脚の動作を見直してみました。
無理に腰より上に足を上げようとするのではなく、立身中生を意識して無理なく
できる範囲で足を上げる。私の場合、腰よりだいぶ低い位置になりましたが、
このほうが断然気持ちいい。変な力みもなく、上半身もゆるみがあって自然。
自分の太極拳だ、って気がします。
こんな私の太極拳を見た人が
「気持ちよさそうですね」
「きれいですね」
と言ってくれると嬉しいですね。そうなれるように頑張りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、今日はこのへんで。